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震災を乗り越えて
今を大切に仕事に向かう- 中田奈美子さん
- 東京海上日動火災保険(株)盛岡支店釜石支社(遠野仮事務所)
震災当日も勤務中でした

TCSスタッフの中田奈美子さんが勤務する、東京海上日動火災保険(株)釜石支社は、3月11日に被災しました。現在は遠野市に場所を移して営業しています。
中田さんも釜石支社で仕事中に震災にあいました。ものすごい揺れに職場の人たちと一緒に路上に出たときに、近くの保育園から、「助けてください! 子どもたちがたくさんいるんです」という声が。中田さんは、その声に応えて、保育士さんと一緒に園児たちを高台に避難させました。
「同僚のスタッフさんと、社員の女性と3人で必死で手伝いました。走る車を止めて国道を渡り、園児を抱いて高台に続く階段を何度も上り下りしました。本当に無我夢中であまり覚えていないくらいです」と中田さん。
中田さん自身もそのまま高台に避難。釜石の町に津波が押し寄せてくるのを見ていたといいます。その後、同僚と一緒に高台伝いに市民病院に移動。周囲には津波で流されてきた車やがれきが積み重なり、病院の建物から出ることもできず、2日後にようやく家路に。自宅では「もう会えないかもしれない……」と思っていた夫が待っていてくれました。
未経験からのスタート
釜石支社の業務は震災直後から盛岡支店で続けられ、1カ月後には遠野に仮事務所を開設。釜石支社に勤務していた皆さんは、遠野に通勤することになりました。通勤時間も大幅に伸び、職場環境も大きく変わるなか、大きな災害を受けて保険業務は多忙を極めています。
中田さんが釜石支社で勤務をスタートしたのは06年。損保事務は未経験でしたが、TCSのきめ細やかな研修を受けながら、段階的に業務の幅を広げ、今年5月から計上を担当しています。
「研修も終了して、いよいよ計上業務をスタートする! というときに被災。勉強ノートも流されてしまいました。今も周囲の人に助けられながら頑張っています。代理店からのお問い合わせには、相手の立場に立って少しでも親切にお答えできるように、そして一つでも知識を増やして皆さんの役に立ちたいと思っています」
「震災で仕事をなくした友達からは、”仕事があるだけ幸せなんだよ”と言われるんです」と中田さん。
震災という大きな出来事から改めて今を大切に全力で仕事に取り組んでいます。









